Archive for 2001年07月

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週刊「ナビィ、の部屋」第8号

 いや〜〜〜〜猛暑ですな、、、、我ったー家は「世界で一番熱い島」とキャッチコピーをつけてもよさそうな程、あち〜〜〜〜〜です。
 明日から「やちむん」がライブのため上京。

 バイオリンの満寿代がうちに泊まるのですが、こんな部屋に二人でいたら暑さが倍増して蒸発して溶けてなくなったりするんじゃーないか?と心配です。

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 最近、よくテレビで見かける気になるもの、それは「激安ショップ」

 なんかさ〜〜〜〜怪しくない?

 そりゃーあたしも買い物好きだし、安いもの見つけると嬉しくなったりするし、、

 だから文句があるわけではないんだけどさ、、、

 声高に「すごい!!安い!!すてき!!」みたいにレポーターが言えば言う程、「一体誰が、損してるからこんなに安く出来るんだろう?」と考えてしまう。

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 最近、冬になると、自分でお味噌を仕込んでます。

 大豆とこうじを2キロずつ買って来て、大豆をふやかせて5時間くらい煮て、砕いてすりつぶして、こうじとお塩と合わせて完成。容器に入れて寝かせる。

 一月に一度、お味噌を下から上にかき回す。

 最初は白っぽかったお味噌も、一月ごとに、だんだん、市販のお味噌の色になって来る。香りも良くなって来る。

 ヤツも上等のお味噌になる日を夢みて日々寝てる。

 作業としては大した手間ではないけど、雑菌が入らないように、空気に触れない様に、ほんの一瞬、気を使う。そうしないと、美味しくないだけじゃーない、寝かしたお味噌がカビだらけ、あいえ〜な〜!! なんて事になって全てが台なしになってしまう。

 そんな事になったら、かなしい〜〜〜じゃない?だからここが一番大事なところ。

 でもこうして自分で作ってみるまで、どうやってお味噌が出来るか知らなかった。

 お味噌の材料になる大豆、こうじも1キロいくらなんて事も知らなかった。

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 市販のお味噌だって、人の手ではないかもしれないけど手間はかかってるし、大豆もこうじも人の手や、太陽、雨、地中の微生物の力も借りて市場に出る。

 食べるものでも、そうでないものでも、いろんなモノ、人のちからを借りてる訳で、、

 『ものには適正な値段ってモノがあるはず』って思う。

 楽しかったり、そうじゃーなかったりしながらも、自分が働いてお金を稼ぐ訳だから、そのお金は快適に生活するために有効に使いたいじゃーない?

 美味しい野菜を作れる人、かわいい服を作れる人、きれいな陶器を作れる人、いい音楽を生み出す人、大好きなもの、大切なもの、

それを作った人を尊敬するし、感謝もしてるから、そこにちゃんと還元される様にお金を使いたい、ってあたしは思うんだ。

 もちろん、それを選んで売ってる人にもね。

 適正な労働賃金、生産者の経験や、才能、原料や輸送のコスト、、、

 色んな事考えるとそんなに安く出来る訳がないじゃーない?

 だからさ、あんまり「安い!!」って言われると「怪し〜〜〜〜ぜ」って思ってしまうのです。

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 今回は長くなっちゃったね。でも

 ヒトもモノも、「せっかく生まれて来たんだから、大切に生きようじゃーないの」

 これは、大阪の「アチャコ」さんの名言なんだけどさ、

 激安番組観ると、(大食い、早食い番組もね。哀しくなるからもう観ないけどさ、、)何故かそう叫びたくなるナビィなのです。じゃーね。

   

週刊「ナビィ、の部屋」第7号

ういっす!!!今週はナビィが最近読んだ本の紹介です。
 写真ピント合ってませんが、、、

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 まず、左『レキオス』池上 永一著 文芸春秋社

 池上さんは、八重山育ちのうちなんちゅ。彼の今までの作品は、短編集を除いて全部八重山、石垣島が舞台でしたが、今回は沖縄本島が舞台です。

 アメリカ兵とうちなんちゅの間に生まれた『アメラジアン』の少女が主人公。

 大爆笑!!!そして、号泣は相変わらず健在!!!なのですが、彼の今までの作品のような、さわやかだったり、「主人公が腑に落ちたんだね」っていうような、ある意味、ハッピーな終わり方はしてません。

 かなり、こわ〜〜〜〜〜〜いです。

 過去、現在、未来、現実、虚構が入り乱れた壮大なファンタジー。クラクラすっさ〜

 この人の大きなテーマでもある、「見えない力」の存在、も健在

 憎悪が生み出した強大な力に沖縄が被い尽くされてしまうのか〜〜〜っ?

 一番怖いものは「人のこころ」なり。

 ちなみに『レキオス』とは、かってポルトガル人が「琉球」をそう呼んでたらしい。

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 もうひとつは、かなり平和的絵本、

 『みるくがなし と さーかがなし』

     再話 みるくの会 沖縄地域児童文庫連絡協議会

 「みるく(彌勒)」とは琉球弧に伝わる、豊穣の神様の事。

ちょっと欲張りすぎちゃったために「いや〜な神様」になってしまった「さーかがなし」

 悔しくて「みるくがなし」をどうにか失脚?させようと、色々試みるも全部裏目に出てしまう。

 「あぁ〜人間欲張ると、ろくな事ないんだね〜〜」と子供のこころに植え付けられること間違い無し!!!

 ちなみに英訳も付いてます。挿し絵もめちゃくちゃカワイイ!!!!

 英才、かつ情操教育をお望みの御父兄におすすめしたい一冊です。

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 ちなみにこの写真の撮影場所、自慢の我が家のベランダさ〜〜〜〜

 きっと見えてないと思うけど、遠くに海が写ってるのさ〜〜〜はははは〜〜

 じまん、じまん、、もしかして「さーかがなし」チック?じゃーまたねー

   

週刊「ナビィ、の部屋」第6号

写真の説明:
 一番左が、ゲストの絶叫シンガーISHIMARUさん(SNAIL RAMP),『IN-HI』のメンバーとナビィ

 右から2番目のベーシストの青年、絶対ウチナーンチュって思ってたらなんとナイチャー、びっくり!!
信じられん、うちが思うにこの顔は、「伊波顔」であるわけ。
 だから「伊波くん」って呼んでた。すまん、、

はいたい!!ぐすーよ〜〜今日拝なびら〜。多分ピースボートから戻って、しかも沖縄ツアーの頃なんじゃーないか?と思いますが『週刊ナビィの部屋』はまだ5月の話題だ〜〜〜〜〜〜許して!!

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 5/15、ナビィは沖縄が産んだハドコアバンド『IN-HI』のコーラスのレコーディングに行きました。

 そう言えば、去年の今頃、寿[kotobuki]もレコーディングの真っ最中だったわ〜〜〜

 なんて考えながら、桜新町のスタジオへ、、、

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 実はさ、うち、ハードコアの世界って全然知らないんだよね。よって『IN-HI』もどんな人達か、どんな音楽なのかも知らなくって、

 いきなり、『モンゴル800』っていう沖縄在住のコアのバンドと間違って、「タワーレコードのポスターで具志堅用高と写ってましたよね」とかって言ってしまって、、、、

 「それは『モンゴル800』です。」って冷ややか〜〜〜〜に言われてしまった。

 すんませーーーーーーーん。

 これでコーラス録り、4時間位かかったら、生きてここから出れる事はあるまい、、

 ま〜無事、一時間以内に全て録り終わり、こうして生きている訳です。

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 この日はもうひとり、ゲストがいて『SNAIL RAMP』という、かなり最上級のハードコアバンド(って勝手な妄想、聴いた事ないので、、、すまん)のドラマー『ISHIMARU』さんが、絶叫シンガーとして参加してた。

 それがさ〜〜〜〜むちゃくちゃかっこいい!!!

 かなり感化されて、翌日の「ちむ屋」のライブ、意味もなく絶叫してた!!

 『ISHIMARU』さんが絶叫したのは『石丸DEATH』っていう歌。

 石丸さんに捧げる愛の賛歌って感じ、、でしょうかね、

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 うちが歌わせてもらったうたは、かなりポップで、かなり「沖縄」が見えるうた。

 いいうただったよ。うちはかなりお気に入りで、今でも時々はな唄でうたったりする。

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 にーにーはもちろん、比屋定あっちゃんにしろ、COCCOにしろ、もちろん『IN-HI』も彼らが歌う、海、空、は「沖縄の〜〜〜」とかそういう言葉がなくても沖縄のあの、海、空が見えて来る。

 『IN-HI』のうたは、何故か宜野湾、大山あたりから見る海を思い出した。

 普天間基地のフェンスのそばから、宜野湾の町並みが見おろせる。

 そこから真直ぐに海が続いてる、きらきら光ってる。

 そんな光景を思い出すうただった。

 歌詞も「真直ぐ」だったしね。

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 あと三板で参加した、『おばあーのうた』うちなーおばぁの神髄をうたった名曲入り

 マキシシングルでリリースされます!!!

 聴いてねーーーーーーーーじゃーね。